新作イラスト2点

3月10日までの2人展「夢幻」に向けて描いた新作イラストのご紹介です♪

2人展ではメインで展示させていただきました。

2018年2月/アクリル/515×728mm(B2)

「雨が降らなきゃ、虹も出ない」

「ペンギンは空を飛べないんだよ。」
ほかの鳥さんたちは、口をそろえてそういいました。
「空飛ぶペンギンなんて、見たことがないからね」
「かわいそうにねえ、ぼうや」
「どんなに望んでも、できないことってあるものよ」
「やりたいことなら、ほかにいくらでも見つかるさ」

空に灰色の雲がかかり、やがて大粒の雨が降り出しました。
みんなは大きなタロイモの葉っぱの下で、雨宿りをすることにしました。
ポノが一生懸命に描いた絵も、大事な大事な飛行機のおもちゃも、雨に濡れてしまいました。

こちらの絵は、これまで描いてきた連作6作品とストーリーが繋がっていて、

最終的には1冊の絵本にする予定です^^

その他6作品はGALLERYで公開していますので、ストーリーもつなげて読んでみてください♪

ちなみに、タイトルの「雨が降らなきゃ、虹も出ない(No rain, No rainbow.)」はハワイのことわざで、

絵の中でもハワイ語で書かれています。じっくり見て、どこにあるか見つけてみてください♪

2018年2月/アクリル/727×910mm(F30号)

「会いにきたよ」

ポノがベッドの上で目を覚ますと、そこはなぜか海の底でした。
「ポノや、大きくなったね」
それは、亡くなったひいおじいちゃんの声でした。
「おまえの顔がみたくてね。会いにきたんだよ」
ひいおじいちゃんと遊んだ思い出が、いっきにポノの頭によみがえってきました。
ベビーカーで一緒にお散歩して、タンポポの綿毛を飛ばしたこと。
真っ赤な電話のおもちゃを買ってもらったこと。
一緒に絵本を読んだこと。
リュックサックにたくさんの果物やおみやげを詰めて、ポノのお家に遊びに来てくれたこと。
ひいおじいちゃんは物を書くのが好きで、いつも万年筆で何か書いていたこと。
そしてこれが夢で、目が覚めたら何もかも消えてしまうということも、ポノはわかっていました。
目が覚めてもどうか、この夢を覚えていられますように、とポノは思いました。

こちらはF30号の大きめの絵です。

私の亡くなったおじいちゃんとの思い出を描きました。

なぜお話の中では「ひいおじいちゃん」なのか…

それはポノは私自身ではなくて、自分の子どものような気持ちで描いているからで、

ポノにとって私のおじいちゃんは、ひいおじいちゃんになるから…です。

モチーフの一つ一つに思い出が込められています。

ウミガメさんがいるのは、ハワイではウミガメは「ホヌ」という神様と考えられていることからです。

ひいおじいちゃんをポノの夢の中に呼んできてくれたのかもしれません。

以上、2作品が2~3月の展示のメインでした!

どちらもなかなかの大きさなので、出展できる場所は限られていますが、

できるだけたくさんの場所に連れていきたいと思っています^^

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